大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療(TAVI)についてのよくある Q & A

Q. 手術をすることによって家族に負担はかかりませんか?

A. 手術をすることによる家族への負担よりも、手術をしなかった結果、心不全を発症し、入退院を繰り返すことになるため、そちらの方が家族への負担が大きいと考えられます。

Q. 治療にはいくらぐらいかかりますか?

A. 窓口支払額の目安は、1割負担で約41-67万円ですが、高額療養費制度で払い戻しがあり、約5万7600円程度となります。
(*年収などにより異なる可能性があり、上記はあくまでも目安です。)

Q. TAVIを受けられない人はいますか?

A. 血管の状態が悪い、冠動脈閉塞リスクが高い、全身状態があまりに悪い方はTAVI治療による恩恵を得られない可能性があるため、よく話し合い、最善の治療を選択します。

Q. もうすでに手術が必要なのに 治療を行わなかったらどうなりますか?

A. TAVIによる治療を一度でも拒否したことのある方は、最終的にTAVIを行ったとしても、治療の遅れにより1年経過した時点での死亡率が高くなってしまいます。

Q. 治療後にMRI検査はできますか?

A. カテーテル生体弁に磁性はないので問題はありません。
ただし、TAVI術後にペースメーカー植込みを行っている場合は設定変更などが必要なため、すぐにはできません。

Q. どんな合併症がありますか?

A. 大きな合併症は、死亡(2%)、冠動脈閉塞による心筋梗塞(1%未満)、脳卒中(1-2%)、弁輪破裂(1%)、左室破裂(1%未満)、血管損傷(5-6%)、永久ペースメーカー植え込み(6-10%)、です。

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