日本での心不全の原因疾患で最も多いのは、狭心症・心筋梗塞です。それに弁膜症、高血圧が続きます。
弁膜症は、60歳前後から急激に発症頻度が増加し、症状のない期間が長いこともあって気付かないうちに重症になってしまっていることも多々あります。特殊な検査をしなくても聴診器で見つけられる病気ですので早めに医師に見つけてもらいましょう。
軽症の弁膜症が見つかった場合には、手術が必要となる重症の弁膜症となるまで5-10年程度の期間を要するため、「ずっとどうもないから大丈夫でしょ。」と考え、途中で医師による経過観察を受けなくなる・忘れてしまう方がいますので注意が必要です。