弁膜症には、大きく分けて、大動脈弁疾患・僧帽弁疾患・三尖弁疾患の3つがあります。さらに、大動脈弁疾患と僧帽弁疾患は、狭窄症と閉鎖不全症の2種類があります。
80歳未満では大動脈弁狭窄症と僧帽弁閉鎖不全症は同程度ですが、80歳以上では大動脈弁狭窄症が半数以上を占めています。
いずれも60歳前後から急激に発症頻度が高くなります。日本における心不全の原因疾患と弁膜症もご参照ください。
特に、大動脈弁狭窄症は高齢者に多いことから、治療のタイミングを逃さないために早期診断・早期治療が重要となります。大動脈弁狭窄症については、大動脈弁狭窄症をほったらかしにすると…もご参照ください。